現在の利用環境を確認しよう。

オンプレミス型の人材管理システムを導入することのメリットは、自社にサーバーを置いて、システムを構築するため、自社でのカスタマイズや既存システムとの連携が可能な点です。
導入に際して、最も大切なポイントは、現在利用しているシステムとの連携や既存で利用している人材管理システムからの乗り換えが問題なく行えるかどうかです。
人材管理システムは、給与、勤怠、評価、住居や家族情報などの個人情報など、さまざま情報と連携する必要があります。そのため、既存のシステムが保持している情報を問題なく移行できるかどうかを確認したうえで、導入する必要があります。
通常の企業であれば、既に何らかの人材管理システム、または情報を保持していると思います。まずは、多岐にわたる、それらのシステムや情報を移行できるかどうかを確認したうえで、導入を検討するとよいでしょう。

オンプレミス型ではサーバの管理がポイント

オンプレミスでサーバーを構築し、管理することで、きめ細やかなメンテナンスやカスタマイズを実施することができます。クラウド上の既存サービスでは連携できない、自社の既存システムとの連携も可能です。 また、クラウド型は、1ID当たりいくらというように、利用する契約数が多くなればなるほど、料金が高くなるサービスが多いですが、オンプレミス型は、いわば自前なので、容量に関係なく、料金は変わりません。 一方で、自社内に構築したシステムを管理する人材が必要です。専門的な知識を要する業務であるため、通常は、ベンダーなどにアウトソーシングすることで、低コストで運用・管理することが可能になります。サーバーの管理を任せるベンダーの選定も大切なポイントです。